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《生業の哲学》
「性命双修」とは「心、精神」と「それ様の肉体」
その「双方」を鍛えなければ、其れなりの者には成
れないという「教え」なのですが、「心、精神」を
鍛えて支える為にはその道、その道に存在する「哲
学」を学ぶ必要があります。
例えば「業」つまり「生業＝なりわい」における
「修業の道」にも、それぞれに「哲学」が存在して
いるものです。
「繊細な味覚」と「美的感覚」を必要とする「日本
料理」の世界においては、「出汁＝だし」も非常に
重要ではありますが、最後には、やはり「塩梅＝
あんばい」が「決め手」になります。
例えば「京都」の有名料亭の「女将さん」に伺うと、
次の言葉に集約されます。
《「味」は付けたらあきまへん！！添えるんや！
添えるだけどす。》
「その心」とは、徹底的に「素材の持ち味」を「活
かす」ことに極意があり、そこには「お客様」を最
大限に「もてなす為の哲学」があります。
更には「氣塾」には「占い師」の生徒さんが多数お
られますが、私が教える「占い師」における「極意」
とは《短時間で「お客様」を理解し寄添い「お客様」
の「言って欲しい言葉」を悟り、その為の「端的な
アドバイス」をしてあげる。》
この事に尽きます。「お客様」の性格なんぞはその
「お客様」が一番知っている訳ですから、それを言
い当てても、あまり意味はなく、もっと「先のやる
べき事を見切る」ことが「占い師」にとっての重要
な「哲学」になるのです。
この二つの例をあげただけでも、お分かりの通り、
「生業」においては「お客様本意」が、全ての職業
の「哲学の主題」となります。全ては「お客様」が
有っての「あなた」な訳ですから、その「根本を理
解」していなければ、何も成り立たないのですよ。
いかがでしょうか？私はこうしたい！これを売りた
い！なんて言ってる内は大した結果は生まれはしま
せん、そしてまともな現象も起こせません。それは
「きっかけ」としては良いものなのですが、直ぐに
頭を打つ事になります。つまりは「あなた」は基本
どうでも良くて「お客様」がどうか？なのです。
恐ろしのは、いくら良いものでも皆さんに受け入れ
られるのには「タイミング」つまり間合いが必要で
人より早過ぎても駄目で遅くても駄目、いかに時流
に乗るか？乗せるか？なのです。今日やってみて駄
目でも、明日は成功するかも知れない。そんな世界
なのです世の中は。
更に、続けていきましょう！！
「氣塾」代表 木村丈彦
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