釈迦國の「浄飯王」と後妻「マハーパジャパティ」に
より大切に育てられた「シッダールタ太子」はとても
「聡明」であったとされています。その「聡明」さに
気が付いた「浄飯王」は、当時国一番と評判の高い
「アジタ仙人」を城に呼び「シッダールタ」を見ても
らいます。それは未だ太子が幼稚園にも上がらない頃
です。太子を見た「アジタ仙人」は「涙を流します」。
めでたい席での涙に「浄飯王」は怒りますが「仙人曰く」
《一目で只者ではないと分かりました。将来、太子は
世界を支配する「転輪王」か無常の悟りを開かれる
「仏陀」となるでしょう。いずれにせよ二度とこの世に
は現れない様な方になるでしょう。残念ながら太子が
教えを説く頃には、私はもうこの世にはおりますまい。》
と訴え、ならば許すとした「浄飯王」は「転輪王」になる
為の教育を施そうとします。そうして寄せられた専属の
文武に渡る教師が、当時国一番の学者「バッダラニー」と
当時国一番の武芸者「センダイダイバー」でしたが、
始めて間も無くで「バッダラニー」は「浄飯王」に「辞退」
を申し出ます。当然「浄飯王」は辞退の理由を尋ねると、
《太子は一を聞いて十を知り、十を聞いては百を知る、
更には私が知らないことまで知っておられるようで、
あまりにもの聡明さに、もう私には教えることがありま
せんので、どうか辞めさせてください。》
「なら仕方がない」と「浄飯王」は認めましたが、また
しばらくすると、もう1人の「センダイダイバー」までも
が「辞退」を申し出ます。また、その理由を尋ねると、
《私は「弓の達人」と呼ばれています。そんな私でも百回
射れば一発は外します。でも太子様は百発百中で射抜かれる。
乗馬をしても私は息切れしながらも乗りこなしますが、
太子様はどんな暴れ馬も乗りこなされる。もう何も教えれる
ことはありません。》
それ以降、太子は一人で学び、一人で武芸の鍛錬をしました。
その高い教養故に同年代の少年達とも遊ぶ事もなかったそう
です。また「浄飯王」が用意した王宮での享楽的な生活にも
関心を寄せる事もなく、宮殿に綴じ込まれて時を過ごすのです。
やがて、そこから7年経った頃、大国コーサラ国とマカダ国が
国境紛争を切っ掛けに「戦争」に突入します。
ある日、太子は瞑想にふけっていると、目の前で農夫が田圃
を耕していたのですが、それに「驚いた虫」が地面の外に
出ると、すかさず「鳥が虫を捕って」食べてしまいました。
その鳥が空に上がると「鷲」が現れ、更にその鳥を食べて
しまいました。長閑で平和なこの生活の中の身近な所に
突然「死」が訪れるのに驚愕した太子は、平和な生活に
潜む様々な「死」を感じ取り「生、病、老、死」の「四苦」
を「悟る」ことになります。
更に続けていきましょう!!
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