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《古代ウパニシャッドの真髄》8
《融合段階に対しての指針》
「ウパニシャッド」とは「創造神話」であり
「哲学的詩篇」です。「禅宗」における「考案集」
のようなものですが、「指南書」ではありません。
つまり、正しく「ウパース=念想」を繰り返し、
「思考循環」を「積み上げ」れば、やがて「正解」
として、この様なことが「分かる」ようになります。
と言う「模範解答集」です。それに至る為の「技術」
を、事細かく書いてある訳ではありません。
ですから、既に多数の「歴史学者」や「宗教学者」に
より「翻訳」され、その「解釈」等も「分析」されて
いますが、その内「ウパニシャッド」における「実践法」
の「技術」を知る者は、ほとんど居ない筈です。
ただし、「古ウパニシャッド」には「宇宙原理」との
「融合」に至る為の「各段階」に関しては、明確に
指針があります。それは「ウパース」するべき「対象」
として、先ず「明確」に「思考感情」という「大きな」
「エネルギー=プラーナ」の対象としての「人そのもの」
から始まり、人の「主要機能」である「気息」「視聴覚」
「嗅覚」そして「思考力」。やがて「人」から「離れて」
「他の動物」、そして「周囲の場空間」から「自然」、
「太陽」「海」や「山」。それらを「ブラフマン」である
と「見立てる」ことにより「融合」していく「道のり」が
「明記」されています。しかし、これらの「一つ一つ」は
「行動」であり「経験」です。「ヴェーダ祭式」や「梵書」
にある「マントラ」で「ウパース」することが、実際に
「可能なのか?」となると「答え」は「否」です。
「氣」を「コントロール」する為の「呼吸法」「調息法」
に始まり、「狭窄」した「集中力」を生み出す為の「技術」
「融合」する為の「瞑想法」から「読み取る」為の「技術」
「受け入れる」ことの出来る「器量」と「精神力」まで、
「ウパース」する為に「必要な技術」と「段階」を挙げると、
かなりの「条件」が必要になるのです。そして、それが
「理解」出来ていなければ、実際には「ウパニシャッド」は
ただの「インド」の「むかし話」や「おとぎ話」になって
しまうのです。しかし「ウパニシャッド」は、あくまで
「バラモン」の「技術」の「集大成」なのです。
そうでなければ、その後の、あらゆる「信仰」そして
「インド哲学」自体の「元」に成れる訳がありません。
「ウパニシャッド」とは、そういうものです。
「ウパース」の「技術」の「鍵」は「トンレン」、
すなわち「対象」との「循環瞑想」による「理解」
から始まります。この「真実」を「知りたい」方は
「氣塾」にいらしてください!
お待ちしております。
「氣塾」代表 木村丈彦
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